今年の春先から玄関前の芝生を枯らして、砕石に敷き詰める作業をコツコツと進めているのですが、道路際にある止水栓ボックスが3cmほど浮き出ているのがどうにも気になりました。
これまでは芝生が茂っていたので段差をそこまで意識することは無かったのですが、このまま砕石を敷き詰めると段差でつまづいたり、自転車の乗り入れ時に不安があります。
そこで、水道局に相談してみると、個人的に水道業者に依頼するしかないというので、とりあえず自分で何とか出来ないか本日チャレンジしてみました。
その結果がこちら!
見事、フラットに修正できました。我ながら満足の出来です(笑)。
このボックスは約40cmの深さの筒状で、その底にレンガが台座として敷いてありましたので、そのレンガを少し深めに修正すれば、フラットになるわけです。
ちなみに、掘り返してみるまでは、段差の原因は芝生が生い茂ることでボックスの上縁を押し上げしまい、浮き出てきたのかと思ったのですが、そもそもレンガ台座の高さがおかしかったのです。
この状態が30年以上続いてたことになりますので、やっと今日、長年のしこりが取れました。とても気分が良いです。
ただし、作業のすべてが順調ではなくアクシデントや、これは素人じゃ無理かもと諦めて埋め戻す事もありましたが、段差具合をまじまじを見直すと、「やっぱ、このままは許せん!」と奮起(笑)、敢行し無事成功に至りました。
ゆるんでて良かった。めでたし、めでたし。
余談
最近、3種の業者にお世話になり、その仕事ぶりを拝見して思うことは、やっぱり身体がゆるんでないと良い仕事が出来ないのだと改めて認識しました。
固まっているほど、パーツとパーツのセンターを合わせられないから仕上がりがズレている、動きがドッタンバッタン、多少の無理を押し通すから歪む、ひいては(疲労からか)妥協ラインが下がり手抜き等をするのです。
そういった職人の身体の状態と、仕事ぶりや出来栄えが密接に関わっていることを間近で観ると、今回の止水栓ボックスを30年前に施工した職人は固まっていたのだと容易に推測できます。
職人が行う仕事は、物や場所によりますが5年や10年を遥かに越えて何十年以上も残るものもありますから、それに意識を向けられる度にどう評価をされるかは、仕事の出来栄えに全てがかかっていますね。
正確、きめ細やか、丁寧、キレイ、早い。
身体をゆるめて良い仕事を。
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